「“ごほうび”の落とし穴—賞与にする?しない?その境界線」
「今年も頑張ってくれた社員に、何か報いたい」 「自分にも、少しはごほうびを…」 そんな気持ちが芽生えるのが、年末年始の経営者あるある。
でも、賞与は“感謝の気持ち”だけで決めると、思わぬ落とし穴が待っています。 特に役員賞与は、税務上の扱いがとてもシビア。 原則として損金算入できず、会社の利益を圧迫してしまうリスクがあります。そこで登場するのが「事前確定届出給与」。 あらかじめ支給日・金額・対象者を税務署に届け出ておけば、役員賞与も損金にできます。 ただし、1円でもズレると全額アウトという厳しいルール。 「出すなら出す」「出さないなら出さない」——その覚悟が問われます。

一方、社員への賞与も、社会保険料や雇用保険料の負担が発生します。 「賞与を出したら、逆に資金繰りが苦しくなった…」という声も少なくありません。 だからこそ、賞与は“気持ち”と“数字”の両方を見つめて設計する必要があるのです。
賞与は、会社の“心の温度”を伝える水。 でも、温度が高すぎると蒸発してしまう。 ちょうどいい温度で、ちょうどいい量を。 それが、経営者の腕の見せどころです。

経営の湧き水・今月のアクション5選
- 役員賞与の「事前確定届出」のルールと期限を確認する
- 社員賞与の支給額と社会保険料の影響を試算する
- 賞与支給後のキャッシュフローを3か月先まで予測する
- 「賞与を出す理由」と「出さない理由」を言語化してみる
- 社内での賞与の伝え方・タイミングを見直す
◆専務の森重が、お客様と今月のアクション5選について一緒に検討することも承っています。ご希望の方はぜひお問い合わせください!!








