※弊社 資金付け担当 野口からの資金調達における基礎知識を月刊コンビニに掲載したものより転記致します。ご質問・ご相談等あれば担当にその旨お申し付けください。
野口より連絡させて頂きます。
コンビニエンスオーナー様の資金調達のポイント
新規開業資金について
(1)日本政策金融公庫での資金調達
《新規創業のオーナー様》
◎創業計画書の作成のポイント
資金調達方法 ⇒ 自己資金をどの位用意できるのか
収支見込み ⇒ 本部で作成している損益見込み
取引先 ⇒ 販売先は一般顧客 仕入先は本部一括仕入れ
取引条件 ⇒ FC契約書による
《すでに開業しているオーナー様》
◎申込にあたって必要書類
決算書 ⇒ 決算、申告を終わっていないオーナー様は試算表
試算表 ⇒ 決算後6ヶ月経過している場合は試算表
・本部帳 ⇒ BS、PL、引出金明細、オープンアカウト明細など
《共通する必要書類》
・事業内容 ⇒ 創業時期、創業に至った経緯、取扱商品、営業方針など
・プロフィール ⇒ 出身地、最終学歴、営業開始時期など時系列にまとめる
コンビニエンスと関連のある業種の経験があるのか
《担当者との面談》
・資金使途と事業計画
出店する際の本部が作成した資料は説明で大切
FC契約書は持参すると良い⇒契約タイプとロイャリティの確認
店舗の写真を撮影して持参する
店舗の地図も持参する
※担当者見るポイント
担当者はオーナー様と面談する事でオーナー様の人物像を見ていて、事業計画書の具体的な中身について質問をしてくるので、初回面談は担当者が融資の判断をする上で非常に大切です。
出来れば専門家と事前打合せをする事を勧めます。
《融資》
融資が決まると契約に必要な必要書類をそろえて借用証書に署名し実行となります。
返済する金融機関の口座を決めておく。
《返済》
元金均等返済と元利金均等返済を選択
(2)金融機関(銀行、信用金庫など)での資金調達について
日本政策金融公庫での資金調達と比べて、銀行などの資金調達では、自己資金、オーナーの資産背景などが重視されハードルはかなり高くなります。プロパー資金での調達は難しい。
コンビニエンスオーナー様の創業資金は一般的に経営委託タイプ(Cタイプ、2FC、ML等々)3百万円~8百万円程度なので、メガバンク、大手地方銀行は積極的ではく、地方銀行、第二地方銀行銀や信用金庫などの地域に根ざした金融機関が適していると思われます。
数字重視なので、事業計画書や本部が作成した係数資料はしっかり把握してから金融機関に打診したらどうかと思います。
自己投資タイプ(Aタイプ、1FC、SLタイプ等)だと初期投資額は多くなるので、担保や保証人など求められる可能性もあり、自己資金の用意も必要なので、より綿密な事業計画の作成が求められますので、専門家と相談する事をお勧めいたします。
タイプアップの資金調達について
◎日本政策金融公庫でも金融機関でも資金調達の相談は、資金使途がタイプアップ(経営委託タイプから中間タイプや自己投資タイプへの変更)なので比較的相談し易い。
◎一定用件をクリアーした優良店舗は、実績もあるので本部資料に基づいた収益計画書の準備が必要です。
◎本部で作成したタイプアップの事業計画書及び提案書は金融機関から信憑性が高いので、返済財源の根拠となります。
◎タイプアップによりロイヤリティが下がるので、現状とタイプアップ後の収益比較は大切です。
◎内装費の簿価譲渡については本部から資料を説明資料として使うと良い。