9ヶ月目仮決算対策®

事業を成功させたい社長は、決算書のデキにこだわる!

「できちゃった決算書」は、会社をつぶす!

できちゃった決算書とは、充分な時間のゆとりと準備と段取りをせずに、会計事務所に駆け込んで申告期限に合わせるためだけに、作ってもらった決算書と申告書のこと。

赤字続きで、経営がピンチ。これでは銀行がお金貸してくれない。心配だ。

決算前対策の年間スケジュール化・決算3ヶ月前から準備しておけ!

決算シミュレーション、決算対策·税務対策等一連の行動は本来、対策を打つ時間のゆとりがある段階で行なうべきなのだ。そのためには、決算前対策行動を年間の企業スケジュールに組み入れるべきである。

決算は毎年一度必ず来る。その2ヶ月後に原則申告期日が来る。毎年同じことをしている。 決算は別に、「いつから準備をしなきゃいけない」と決まってるものではない。少なくとも3ヶ月前から準備しておくと、様々なメリットが手に入る。

決算前に準備しておくメリット

事前準備のメリット1
節税対策できる

 利益が増えただけ税金も増える。そこで登場するのが「利益の圧縮」という考え方。要は、「無駄な税金を払わないように利益を調整して節税」するということだ。利益を圧縮するためには「これくらい利益が出るな」と予想しておかないと適切な手を打てないから、事前準備は必須だ。

事前準備のメリット2
決算期の負荷を軽減できる

 前倒しできるなら積極的にやってしまった方がゆっくり準備できる。どんな仕事にも言えることだ。特に決算期は、書類を作りまくることになって大忙しだ。残業必至でブラック企業と言われないように少しでも楽をするためには、スケジュールを決めて段取りよく作業をしておくことが大切だ。

事前準備のメリット3
ミスを減らせる

①決算2ヶ月前に仮締めをし、売上や経費の予測し、シミュレーションし、仮の決算書を作る。

②仮の決算書から、決算対策·税務対策を考え、実行。

③そして決算日、申告期限までに申告、納税。

事前準備のメリット4
赤字決算の対策

 銀行に赤字の原因と今後の改善策をきちんと伝え、理解してもらえれれば、事業の継続に必要な資金は借入出来る可能性が十分にある。

考えている以上に銀行に柔軟に対応してくれるはずである。

「9ヶ月目仮決算対策®会」を実践

銀行対策と節税と経営品質向上を連動させる。

銀行対策や節税対策は、経営を良くする行動と連動させなければならない。

決算対策会や経営計画の策定会議をセットにして、年間計画で予定に織り込んでしまう。毎年同じことを繰り返すのだから、緻密なスケジュールを決めることが経営計画を成功させる第一歩。

そして、決算対策は9ヶ月で仮決算を行ない、実際の事業は10ヶ月目に入っている。そこで「9ヶ月目仮決算対策®会」を催し、残りの2ヶ月間で決算対策の作業を行なう。

9ヶ月で仮締めする理由は次の4つ。

  1. 9ヶ月目の仮締めで残り3ヶ月の売上と経費を予測する。その予測を4倍すると一年分になる。来年の経営計画の予算の基礎数値になる。
  2. 残り2ヶ月あれば、売上や利益確保、経費削減の様々な場当たりでは無いでない根本的な手が打てる。決算対策しながら、当期9ヶ月分のチェックし、残りの2ヶ月でできることを考え、実行できる。
  3. 3ヶ月単位(四半期単位)の行動サイクルに上手にはまる。不良在庫一掃セール、決算大セール等々営業キャンペーンや営業フェアやコスト削減対策等。
  4. 決算対策は、例えば会社の合併、分割等変更登記、手続きや準備に2ヶ月程度かかるケースがある。

経営の様々な手を打つためには、P D C A (Plan→Do→Check→Action)のビジネスサイクルから考えて、3ヶ月単位の行動は常識である。1年を四分割して考えるクォーター決算経営となり、計画して現場の行動を実行し、反省評価できる良いタイミングだ。

つまり決算対策や来期の経営計画策定は、第4四半期の3ヶ月で手を打つべき重要事項の一つになる。各クォーターですべき行動をあらかじめ、企業の風土、企業習慣をしっかり根付かせるのだ。

上手に決算対策をし、金融機関に褒められる決算書作りや節税をするには、このスケジュールを前提に十分な時間的なゆとりを持つことだ。

極端なことを言えば、会計期間を変更して決算を早めて手を打つなんてウルトラCもできる。